2008年11月20日

参の竜

あれは確か小雨のぱらつく11月24日の早朝、
東京は蒲田のモスバーガーで怪しい会話をする男が二人。
「やっぱ優勝候補の筆頭は××さんだよね」
「いや○○さんも十分有り得るよ」
・・・冷静に予想する背の高いアンちゃんこそは前年の賢竜杯覇者、
そして隣の胡散臭いおっさんは勿論自分。
二人して気ままに色々なプレーヤーの名前を「賢竜杯優勝候補」として挙げていく中で
自分の名前が出てくることはついぞなく、またそれを悔しいと思うこともなく、
開戦前から気分はすっかりギャラリーモード。
そんな自分が半日後には優勝インタビューを受けることになろうとは予想出来る筈もありませんでした。

ちなみに上記の「予想」には続きがあり、
「優勝候補の筆頭は××さんだと思うけど、それでも可能性は5%くらいだよねー」
というギャラリー界的結論に。
つまりこれは、QMA4で無双と呼ばれていたようなプレーヤーであっても
1/20の幸運を引き当てなければ「賢竜杯優勝」は難しいということ。
そして逆に言えば、例え可能性が0.1%であっても1/1000の幸運に恵まれれば良い・・・ということに。
あの日の自分も、「何千分の一の幸運」とまではいかないかもしれませんが、
肝心な所で他の人が自分の武器を出してくれたり、ほとんどテキトーに押した順当てがことごとく正解したり、
神懸りと言って良いくらいの幸運に恵まれたのは間違いありません。

ともあれ、去年の賢竜杯にしろ今度の賢竜杯にしろ、
厳しい予選等を勝ち抜いてきた猛者達が揃っている訳で、
その意味では多寡の差はあれど参加者全てに優勝の可能性はあると思うんですよね。
これは裏を返せば、どんな強者であっても「狙って取れる」ようなシロモノではないということ。
もっと言えば、「1回戦突破」でさえも、
狙って簡単にそれを実現出来るようなモノではないということを去年の結果から見て取れるでしょう。

「賢竜杯優勝」でも「賢竜杯1回戦突破」でも、
目標を設定してプロセスを確定しそれを遂行する・・・という一連の作業は無論重要ですが、
それはあくまでも賢竜杯前日までの話。
「本番」において「結果」に拘り過ぎると、出せる力を出せなくなることがままあると思うのです。
例えば、「何が何でも1回戦を突破したい」という意識が強過ぎると、
その1回戦の第1問目で単独不正解をしたような場合、
遠のいていく「結果」がさらなるプレッシャーになって続けざまに単純なミスをしたり・・・。
去年の自分に関して、もし「運」以外の勝因が他に多少あるとすれば、
それは「結果を気にせずに目の前の問題に集中出来た」ことに尽きると思うんですよね。

話は変わりますが、一昨年の大会も去年の大会も、
見学のみのために福岡から高い旅費を掛けて行ったプレーヤーが複数居ました。
おそらくは他の地域でも同様の方が居られたと思います。それだけの価値がある大会です。
そういう賢竜杯を先ず楽しまないと勿体無い。
そしてその延長線上で結果もついてくれば儲けモノだな・・・というくらいの意識でいるのが良いのではないでしょうか。
あまりに結果に拘り過ぎて全力を出しきれなかった、大会自体楽しめなかった・・・では悲し過ぎます。

いずれにせよ賢竜杯本番まであと2ヶ月、出来る限りのことをやって本番に臨み、本戦はとにかく楽しみたいと思います。
参加者、見学者、スタッフ・・・、全員が楽しむことが即ち大会の成功を意味する筈ですからね。

西千葉で会えるのを楽しみにしてるぜ!

かるみん
posted by 賢竜特別寄稿 at 23:06| 日記